藍抜染め体験会(レポート)

7/12(金)、13(土)染色作家の小島純による藍抜染め体験会が開催されました。

藍抜染めとは、あらかじめ藍染めされた布地に特別な糊を塗って絵柄を白く浮き上らせる技法のことだそうです。

私も体験させてもらえたので、その様子をご紹介いたします。

染める対象は約10cm角のコースター(上級コースはランチョンマットもあり)。
講師が用意した型紙でつくるコースと、自分で型紙を彫るコースがあったので、ここはもちろん自作コースで。

1.下絵を紙に描いたら、それを薄紙になぞって写します。
2.型紙用の渋紙に薄紙を貼り合わせます。この時に使うのは蝋なんですが、これが割と塗りにくくて、気を使いました。

3.切り抜くところが完成品では白くなることを計算しながらカッターで切り抜きます。切り絵と同じでパーツがとれてしまわないように注意。
4.切り抜けたら薄紙を剥がして、型紙の完成です。
5.コースターに型紙を乗せて位置決めをします。糊はスキージで一気に引くので、どこからスタートすれば良いかも考えます。
6.位置を固定したら、糊を乗せます。

7.糊を引くのはシルクスクリーンの要領です。これは……最後のところで力の加減が悪くて糊がはみ出してしまいました。

8.一旦糊がついてしまったら引き返せません、このまま乾燥させます。

9.乾燥の後は加熱です。みるみる内に糊が付いたところが白くなっていきます。

10.色が抜け終ったと思えたら水洗いして糊を落します。

11.その後タオルに挟んで水気を取って、アイロンで乾燥させて出来上り!

出来上りはこんな感じです。背中の方に白く広がってしまったところは、後でクッションにでも描き換えてごまかそうかな……。

今回は充分な告知もできなかったので、今後、毎月1回ぐらい続けようかとのことです。
その時は早めに告知しますので、ぜひ体験してみてください!